天日干しした布団の匂いの正体は?天日干しでできる匂い対策

「天日干しをした布団の匂いを嗅ぐとお日様の匂いがする」という話を聞くことがあります。天日干しをした布団の匂いを嗅ぐと確かにいい匂いがするものですが、あの匂いの正体は一体何なのかご存知でしょうか。

ここでは、天日干しをした布団のいい匂いの正体と、布団を天日干しすることで得られる効果についてお伝えします。

一日の疲れを取るためにも、布団を清潔な状態にして快適に眠れるようにしましょう。

また、布団を天日干しすることで得られる効果や正しい布団の干し方についてもご紹介します。布団をスッキリと干して、気持ちよく寝られるようにしましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

布団乾燥機の使い方と敷布団を効果的に乾燥させる方法

私達は寝ている間に汗をかきますが、その量は意外と多いのです。表面部分では気が付かなくても、敷布団...

タンブラーの本体や蓋の洗い方!普段のお手入れ方法や注意点

タンブラーを会社に持っていく方、普段から愛用されている方はたくさんいらっしゃいますよね。蓋がついてい...

ふきんの洗い方は煮沸がおすすめ!気になる臭いも除菌もスッキリ

ふきんの洗い方は熱湯による煮沸が簡単でです。気になる臭いや洗っても落ちない汚れも煮沸によって落と...

【水通しの方法】生地によっての水通しの必要性と方法について

生地を購入して何かを作る場合、水通しが必要だと耳にしたことがありませんか?水通しとは生地の歪みを直し...

水筒にお茶を入れると味が変わる?その理由と対処方法を紹介

水筒にお茶を入れるとなぜ味が変わるでしょうか?家で淹れるお茶はとても美味しいのにどうして水筒に入れる...

染み抜き【血液】ソファーの汚れをキレイに落とす方法と注意点

ソファーについた血液の染み抜きをしたいときは、血液の染みを無理に落とそうとしてもなかなか落ちないこと...

ポリエステルは夏に汗対策を!臭いが防ぐ洗い方と工夫を紹介

ポリエステル素材の衣類を夏に着ると汗の臭いが気になることはありませんか?実は、ポリエステルの素材...

メラミン食器って何?食洗機に入れても良いのか

食器の種類で、メラミン食器というものをご存知でしょうか。陶器ともガラスとも違った特徴があり、子供...

アイロンのかけ方【スカート編】シワ取りのコツや保管方法

アイロンのかけ方はスカートの場合、素材やデザインによっても違ってきます。お気に入りのスカートを履こう...

布団を天日干しした時の匂いの正体と干した布団の管理や湿気対策

天気の良い日は布団を干したくなりますね。天日干しをした布団に顔を埋めてみると、お日様の匂いがしま...

布巾の煮沸を鍋で煮洗いする方法。やり方と注意点と鍋について

使ったあとの布巾はどうしていますか?水洗いだけでは綺麗になりませんし、匂いも気になってきます。な...

布団乾燥機がダニ対策に有効?使う頻度や時間がポイントに

梅雨時期になって、外に布団が干せないとジメッとしてしまったり、またホコリやダニなども気になってしまい...

スポンサーリンク

布団を天日干しした時の匂いの正体は人間の皮脂や汗

お日さまに当てた布団はふかふかで、思わず飛び込んでしまいたくなりますね。またふかふかの布団の匂いを嗅ぐと、お日さまの匂いを感じます。

この匂いはどこからくるのでしょうか?

干すまではしなかった匂いがするので不思議に思いますね。
またこの匂いが好きな人や、あまり好きではないという人もいます。
この匂いの正体について紹介します。

じつは布団を天日干しにしたときに発生する匂いは、布団や布団カバーについた人間の皮脂や、寝ているときに体から出る汗の匂いだということです。

寝ているだけなので汗はそんなにかかないと思いませんか?じつは寝ている間には予想以上の汗をかいています。

それらが染み付いた布団が日光であたためられ、成分が分解されて匂いとなっているとのことです。

布団を天日干しするとダニが原因で匂いがする?ダニの匂いではない

布団を天日干しにしたときにいい匂いがすると、思いっきり息を吸った経験がありますが、その匂いの正体がダニだったと聞いたことがあります。お日さまに当たったダニの死骸が匂いを発していると聞いた時はショックでした。

お日さまの匂いと言われている匂いの正体は、布団の中にいたダニの匂いとも言われていました。果てして本当なのでしょうか。

布団にダニが潜んでいるのは事実

ですが、このダニが匂いの原因になっているわけではありません。

先程も解説しましたが、天日干しにした時に感じる匂いは就寝中に出ている私達の汗や体から出る物質によるものです。

布団に潜むダニが関係しているわけではないので一安心といったところでしょうか。

ダニの匂いを感じつつ眠りたくはないですね。

布団の天日干しで嫌な匂い対策を!天日干しの効果

天日干しをすることで湿気を飛ばすことができますし、湿気が飛んだ布団はふかふかの仕上がりになります。

取り込んだ布団に飛び込んだときにふわふわで気持ちいいと感じたのがまさに天日干しをした布団の感覚です。

天日干しで日光や風に当てて湿気を飛ばすことでカビの対策になる

敷きっぱなしの布団の下を触ったことはありますか?汗などがこもってじんわりと湿っているのです。

ですので定期的に干すようにして、カビ対策をしてください。
定期的な目安としては一ヶ月に一度くらいは干したいものです。

天日干しは、布団の片面だけでなく両面干すこと

片面を2時間くらい干したらひっくり返してもう片面を日光に当てます。
風通しが良いとさらにいいでしょう。

天日干しでよく布団たたきでバンバン布団を叩いている光景を見ますが、布団を叩くのはおすすめしません。布団の中のダニやほこりを叩き出そうという気持ちはわかりますが、反対に中に入り込んでしまったり、布団をいためることにもなります。

また天気が悪い日が続く場合は室内で風を通すだけでも湿気対策になります。
室内で干す場合は、椅子などに掛けて風の通り道を作ってあげましょう。室内干しは花粉が気になる方にもおすすめです。

布団を天日干しする頻度は?掛ふとん・敷ふとんを干す頻度について

湿気が浸透している敷布団はもちろん掛け布団も天日干ししましょう。

掛け布団の天日干しの方法を紹介します。

掛け布団も両面を天日干しする

片面を1時間くらい天日干しにした、裏返しもう片面を天日干しにします。

この時布団カバーは外したほうがいいの?と思うかもしれませんが基本はカバーをしたままで大丈夫です。
というよりは付けたまま干したほうがいいとされています。直射日光に当たって布団が傷まないようにする為です。(布団カバーの素材が絹などの繊細な生地の場合は天日干しはおやめください)

上記で敷布団は一ヶ月を目安にと紹介しましたが、掛け布団よりも湿気を含みやすのでこまめに干すことができたらなるべく天日干しにしましょう。

同じようにシーツやカバーをつけたたまま行ってください。

湿気を飛ばしたいので布団を干す時間帯も重要です。

布団を天日干ししていい匂いの布団にしよう!正しい布団の干し方

湿気を飛ばす為に干したい布団なので、湿気が少ない時間帯に干すようにしましょう。

天日干しで一番おすすめな時間帯は、朝10時頃から午後の3時頃

朝早い時間にササッと干してしまいたいという方もいるでしょうが、たとえ晴れていても前日に雨が降っていれば湿気は残っています。

布団は湿気を吸収しやすいので、湿気が多い早朝や夕方は避けましょう。

布団に使われている素材によっても干す時間の目安は違う

木綿布団

冬の期間は3~4時間を目安に、夏の期間は1~2時間を目安にしましょう。

羊毛布団

羊毛の場合は比較的短い時間で大丈夫です。冬の期間は2時間を目安に、夏の期間は1時間くらいを目安にしましょう。

羽毛布団

更に短く、冬の期間は1時間を目安に、夏の期間は30分くらいです。
ですが羽毛や羊毛の場合は布団が傷みやすいため、直接日光が当たらない場所に干すようにしましょう。

布団は両面を干しますが、人の体に触れる方の面を長めに干すのもポイントです。定期的に天日干しをして、清潔な布団で気持ちよく眠れますように。