鍋の焦げ付きはクエン酸で綺麗に!クエン酸を使う簡単焦げ落とし

普段使っている鍋の焦げ付きを、どうにかして綺麗に落としたいと考えている人もいるのではないでしょうか。鍋の焦げ付きは、クエン酸を使って綺麗に落とすことができます。
ですが、実際にどのような手順で焦げ落としをすれば良いのかがわからないと、上手にお手入れができないものです。

ここでは、クエン酸を使って鍋の焦げ付きを落とす方法についてお伝えします。クエン酸を上手に活用して、鍋の焦げ付きを綺麗に落としましょう。

また、クエン酸で落ちない焦げは重曹を使うと落ちることがあります。重曹を使う方法についてもご紹介しますので、こちらも是非参考にしてみてください。

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鍋の内部の焦げ付きをクエン酸で綺麗にする方法

それではさっそく、鍋についた焦げ付きをクエン酸で落とす方法について紹介していきます。

鍋の内側についた焦げ付きのお手入れ方法

【用意するもの】

  • クエン酸の粉末
  • 内側が焦げ付いた鍋
  • メラミンスポンジ

    【手順】

  1. 鍋の焦げ付きが隠れるように、水とクエン酸を入れます。水1リットルに対して大さじ4のクエン酸を目安にしてください。
  2. 1を火にかけて沸騰させ、15分煮立てます。
  3. 2を常温に冷めるまで放置し、冷めたら中の水を捨て、メラミンスポンジで焦げ付きの部分を擦って落とします。
  4. ぬるま湯で洗い流し、食器用洗剤で通常どおり鍋を洗えば完成です。

焦げ付きには重曹が便利だと言われていますが、鍋の内側についた焦げ付きを綺麗にする時には、鍋の素材によっては重曹の粒子が鍋の表面を傷つけてしまうことがあります。
その点、クエン酸はどのような素材の鍋にも使うことができ、鍋の素材を気にせず思いっきり掃除が出来るので、「鍋の焦げ付きにはクエン酸」と覚えておけば間違いありません。

しかし、鉄製の鍋の場合には、煮沸する方法よりも、空焚きをして焦げを削ぎ落とした方が効果的になりますので、注意してくださいね。

鍋の外側の焦げ付きもクエン酸で綺麗に!焦げ落としの手順

次に紹介するのが、鍋の外側についた焦げ付きのお手入れ方法です。

こまめに鍋を洗っていれば、そこまで鍋の外側が焦げ付くことはないのですが、鍋の吹きこぼれや、高温調理などが原因になって鍋の外側が真っ黒になることもありますので、そのような鍋には次の方法でお手入れを行ってみて下さい。

【用意するもの】

  • クエン酸の粉末
  • 外側が焦げ付いた鍋
  • 焦げ付いた鍋がすっぽり入る大きな鍋
  • メラミンスポンジ

【手順】

  1. 大きな鍋にたっぷりの水を入れ、水1リットルに対してクエン酸大さじ4を混ぜます。
  2. 外側が焦げ付いた鍋の焦げ付き部分がお湯に浸かるようにして1の鍋に入れ、15分煮立てます。鍋が浮かないように皿や水などを重石にすると、しっかり浸ります。
  3. 時間になったら火を止め、常温になるまでそのままの状態で放置します。
  4. 外側が焦げ付いた鍋を取り出し、メラミンスポンジで焦げ付き部分を擦り、ぬるま湯で綺麗に洗い流したら完了です。

クエン酸で落ちない焦げは重曹で落ちることも!重曹を使った焦げ落としの手順

先程紹介したクエン酸を使った鍋の焦げ付き落としでは落としきれない頑固な焦げ付きは、重曹を使うときれいに落とせることがあり、この場合、焦げ付きの原因が油汚れ等の酸性の焦げ付きによるもののことが多いです。

ただし、先程も解説したように、重曹によるお手入れが不向きな鍋もあるので注意が必要です。
アルミ製の鍋や銅製の鍋は、鍋の変色を起こすことがありますので、重曹でのお手入れはおすすめできません。

クエン酸で焦げ付きが落とせなかった場合には、天日干しをしてみることをおすすめします。

またテフロン加工がされている鍋の場合には、重曹の研磨作用によって鍋の表面のコーティングが剥がれてしまう恐れがありますので、重曹を使用する際には、鍋の表面をこすらない様にすることが大切です。重曹水を洗い流してから、柔らかいスポンジで擦りましょう。

重曹を使って鍋の焦げ付きを落とす方法は、先程紹介したクエン酸を使った時と同様の手順になります。
水1リットルに対して、重曹大さじ5を混ぜた洗浄液で、鍋を煮沸してください。

クエン酸は鍋の焦げ付き以外にも使える!ステンレスの鍋の虹色汚れを取る方法

ステンレス製の鍋を使っていると、鍋の内側が虹色のモヤモヤとした汚れが付着することがありませんか?
食器用洗剤でしっかり洗い流してもとれないので、一体これは何の汚れ?と思ってしまいますよね。
このステンレス製の鍋についた虹色の汚れは、ステンレス製の鍋の表面に施された加工に、調理中の鉄分や銅などが付着して出来るものらしく、そのまま使っていても人体に影響が出ることはないそうなのですが、綺麗に洗えていないように見えてしまうので、やはり気になりますよね…。

実は、この虹色の汚れにも、クエン酸が使えるのです。
使い方は最初に紹介した、煮沸洗浄と同様です。鍋の底に虹色汚れが付着している場合には、使う水も少量で良いですので、水500mlにクエン酸大さじ2程度にするのが良いと思われます。
同じ様に鍋を煮沸して、常温になってから食器用洗剤で洗うだけですので、方法も簡単ですし、ステンレスのピカピカした輝きが戻ってきますので、ぜひ試してみて欲しいお手入れ方法です。

クエン酸を使うときの注意点と正しい保管方法

クエン酸は、鍋の焦げ付き掃除だけでなく、家中の掃除に使えるエコ洗剤として人気があります。

そのため、クエン酸を自宅に常備して、日頃から掃除や洗濯に使う主婦の方も多いのではないかと思います。

ここで、クエン酸の正しい使い方、保管方法についておさらいして終わりにしたいと思います。

酸性性質を持つクエン酸は、塩素系洗剤と混ぜないようにするというのが掃除の鉄則です。重曹をクエン酸を混ぜる掃除方法のように、混ぜても安心な洗剤の組み合わせは実際にいくつかありますが、特に酸性のクエン酸を使用する時には、危険とされる塩素系の洗剤以外の洗剤とも念の為に混ざらないように注意して掃除を進めることがポイントになりますので、しっかり押さえておきましょう。

クエン酸スプレーは水に溶かして使うので、日が経つごとにその効果が薄れてしまいます。使い切れる量を毎回こまめに作ることで、クエン酸水の効果を十分に発揮してくれますので、多量な作りおきは避けて、掃除に使う分のみを作るようにすることをおすすめします。

先程も説明したように、クエン酸と水をまぜて作ったクエン酸水は時間と共に効果が薄れてしまいます。クエン酸粉末も同様で、高温多湿で保管して湿ってしまうと、クエン酸そのものの効果が期待できなくなってしまうこともありますので、風通しの良い冷暗所で保管するなどして、保管場所には注意しましょう。