生地の水通しは洗濯機でもすることは可能です。もちろん、洗濯物を使わなくてもできますが、洗濯物を使うとそのまま脱水もできるので便利ですよね。
そこで、生地の水通しを洗濯機でする方法と脱水やアイロンのコツなどについてお伝えしていきましょう。
これで、裁縫をはじめる前に生地を簡単に水通しすることもできます。水通しの目的を考えて必要かどうかも判断してはじめましょう。
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綿生地の水通しは洗濯機を使った方法が簡単
裁縫で洋服やものを作る時に、綿生地の水通しをする際は手洗いよりも洗濯機を使って作業をすると簡単です。
手洗いで水通し
- 大きめの容器を用意(ない場合には浴槽や洗面台を使うと便利です)する。
- 水をたっぷりとはり、生地を1時間程度つけます。
- 生地の中までしっかりと水がしみたら、手で脱水します。
- シワを伸ばして、完全に乾かない程度に陰干しします。
- ある程度乾いたら、アイロンを掛けて完成です。
洗濯機での水通し
洗濯ネットに生地を入れて、洗剤は使用せずに通常のコースで洗います。
ですが、シワを防ぐために脱水時間は短めに設定してください。
また、洗濯機を使うからと言って基本的には手洗いで水通しするときと同様に、洗剤や柔軟剤は使う必要はありません。
生地の水通しに洗濯機を使うメリットとは
生地の水通しをするにあたって、手洗いよりも簡単ということは一つのメリットですが、詳しくみると他にもメリットがあります。
水通しの最初の作業として、生地を水につける作業があります。
ポーチ等を作るための小さい生地であれば、それほど大きい容器を用意しなくてもつけることができるので問題ありません。
しかし、洋服を作るときや、いくつも作る場合には生地の大きさも大きくなったり、数が増えることがあります。
洗濯機を生地の水通しに使うので、大きい生地はもちろん、小さい生地でも洗濯槽を使って水につけておいてもいいかもしれません。
できるだけ簡単に水通ししたいときには、水につける作業と洗濯をすることができるので洗濯機を上手に活用してみるのがおすすめです。
水通しをした生地を洗濯機で脱水する目安とポイント
次に、洗濯機を使って水通しした場合の脱水方法について詳しくみていきましょう。
洗濯機を使って生地の脱水をするときには生地をたたんでから洗濯ネットに入れます。
小さい生地だと手で抑えてある程度脱水できますが、大きい生地は手で脱水するのが難しく大変です。
脱水時間は20~30秒ほどで十分
設定ができればいいですが、できない場合には様子を見て洗濯機から取り出すようにしてください。
なぜ脱水の時間が短いほうがいいのかというと、生地のシワを防ぐためです。
脱水して干したあとにアイロンを掛けますが、脱水を完全にしたことでシワが深くなりアイロン作業が大変になってしまいます。
洋服などが完成したらいずれは脱水を最後までかけることになるから、同じ条件で水通しもしたいという考えの人がいれば脱水してもアイロン作業が大変になりますが問題ありません。
生地を水通しをした後のアイロンのかけ方
脱水して、陰干しをしたらアイロン作業に入ります。
アイロンのかけ方を紹介します。
- 陰干しして少し乾いたら、アイロン台に載せます。
- アイロンをかける前に生地の歪みを確認して、揃えるようにします。
- アイロンをかけながらも生地を引っ張りながら歪みを調整したりするようにしましょう。
- 乾き具合によっては、アイロンのスチーム機能を使ったり霧吹きをかけながらアイロンするなど工夫をするといいでしょう。
生地の大きさやアイロン台の大きさに合わせて、アイロンをかけるときには生地を半分に二つ折りにするとかけやすくなります。
また、このときには生地の表面が内側にくるように折ってアイロンをかけましょう。
生地の水通しが必要かどうかを判断しましょう
最後に、水通しをする目的やどういう時に必要なのかみていきましょう。
水通しの目的として、いくつかあります。
出来上がり後の縮みを予防、色落ちを防止する目的がある
綿生地であれば縮みが出やすいので、洋服など出来上がった後に洗濯する可能性のあるものは事前に水通ししておくと安心でしょう。
そういった心配がある場合には、水通しをしておくことで色移りなどの心配がなくなります。
購入してきた生地自体に汚れがついているものもあるので、肌に触れる衣類の場合は事前に水通ししておくことで汚れがある程度取れるのでそういった場合にも水通しは必要になります。
基本的には、裁縫して完成後にも洗濯する必要や可能性のない場合には水通しをしなくても問題ないということになります。
また、生地によっては水通しできないものや熱に弱くアイロンがかけれないものもあるのでその時の状況に合わせて水通しをするようにしましょう。