鍋が焦げ付いてしまったときにはどのようにして落としたらいいのでしょう。ゴシゴシと長い時間鍋をこするよりも効果のある焦げの落とし方とは?
鍋の外側が焦げてしまったときには、このような方法で取るといいでしょう。どこの家庭でもあるあのアイテム使えば簡単に焦げを取りやすくできます。
酢を使って鍋の焦げ付きを落とす方法を紹介します。
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アルミの鍋の焦げ付きは酢を使って落としてください
アルミ鍋は軽くて安いが、アルカリ性の性質に弱い
焦げ付き落としといえば重曹が思いつきやすいのですが、重曹の性質はアルカリ性のためアルミ鍋とは相性が悪いです。変形や変色の恐れがあるので使わないようにしましょう。
酢は酸性の性質を持っており、アルミ鍋との相性は良いです。
ステンレスの鍋であれば重曹が使えますが、重曹を使っても落ちなければ酢を使います。
そのため、どちらの鍋も最初から酢で落とした方が効率が良いです。
ちなみにホーローも土鍋も酢を使うと焦げ付きがよく落ちますよ。
酢を使った鍋の焦げ付きを取る方法
実際にお酢を使って焦げ付きを落とす方法をご紹介します。
- まずは焦げ付きがしっかり浸る程度に水を鍋に入れてください。そこにお酢を大さじ4~5程入れてます。
- 鍋を火にかけて、弱火で沸騰するまで待ちます。お水の量が多いと時間がかかるので、焦げ付きが下の部分だけならあまり大量に水を入れない方が作業がスムーズです。
- 沸騰したらそのまま弱火で10分程度煮続け、時間が経ったら火を止めましょう。
- 熱いうちにお湯を捨て、鍋の焦げ付き部分をスポンジでこすります。火傷しないように、必ず両手にゴム手袋をして行いましょう。
これでスッキリ落ちますが、しつこい焦げ付きや時間の経ったものだと落としきれないこともあります。
そんな場合は、水に加えるお酢の量を大さじ3~4に減らし、食器用洗剤を大さじ3ほど入れて煮込みましょう。
湯で時間やスポンジで擦るのはお酢だけで洗うのと同じです。
お酢なので作業中は強い臭いがしますが、これが一番効果的で手間の少ない落とし方です。
酢で鍋の焦げ付きを落とす前には水で落ちるかどうかを確認しましょう
お酢と極端に相性が悪い鍋というのはなく、鉄製の鍋も極端に相性が悪いわけではないのですが、中にはお酢を使わずとも水だけで焦げ付きが落とせる鍋もあります。
フッ素樹脂の鍋はその代表です。表面がつるつる滑るようなコーティングがされているので、基本的に焦げ付きはつきにくいのですが、それでも調理中に付く焦げもあります。
フッ素加工は調理後に鍋に水を入れて10分ほど沸騰させ続けるだけでもきれいに剥がれる
沸騰の泡だけで剥がれなければゴムベラで掬うように剥がすときれいに取れます。
フッ素樹脂加工鍋は、むしろ鍋の表面に傷を付けないように手入れすることの方が重要で、表面に傷がつくとそこからコーティングが剥がれてしまい、焦げが付きやすくなります。
コーティングが剥がれたところは沸騰させてゴムベラで掬っても落ちにくくなるので、そうなるとスポンジで擦るしかありません。
底からさらに細かい傷が付き、徐々に傷が大きくなって全体のコーティングが剥がれてしまって鍋がダメになります。
手間がとても増えるので 表面が傷だらけでコーティングが剥がれてしまっているフッ素樹脂鍋は、買い替えるか業者にコーティング直しをしてもらった方がいいでしょう。
鍋の外側の焦げ付きの落とし方
元々焦げ付きの持つ性質は酸性です。
重曹は焦げ付きに対して性質を中和させて落としやすくする効果があります
それでも鍋の内側はキズも付けにくいお酢の方がおすすめなのですが、鍋の外側であれば重曹の方がおすすめです。
とはいえ、アルミ鍋には使えない方法なのでステンレスなどの鍋で行ってください。
- 焦げ付きを落としたい鍋が入るくらい大きな鍋に、重曹と水を入れて煮立たせます。
- 水1リットルに対して大さじ1くらいの重曹を入れてください。
- 沸騰したら火を止め、底に焦げ付きを落としたい鍋を投入して10分放置しましょう。
- 10分後、スポンジで外側の焦げ付きを丁寧に擦ります。ある程度取れたら今度は水に流しながらスポンジで擦りましょう。
これでピカピカになります。
重曹は手の表面の油を分解する作用があるので、手荒れしやすいです。スポンジを使うときは、ゴム手袋を着用しましょう。
時間がない、すぐに鍋を使わないときには焦げ付きを放っておくのもアリです
夏におすすめなのが、鍋の天日干しです。
1~2日の晴れの日に天日干しすると、焦げ付きが紫外線で割れます
少しずつヒビが入って全体的に広がり、最終的に割れて洗い落としやすくなります。
紫外線なので曇りの日でも出来るのですが、一週間程度かかるのでしばらく使わない予定の時しかできません。
これは鍋の焦げ付きが乾燥して出来ることなので、天日干しが難しければドライヤーに当てるのでもOKです。
全体的に温風を当てるので少し時間はかかりますが、それでも天日干しよりは遥かに早く焦げ付きにヒビが入って落としやすくなります。