いつも通りに鍋に蓋をしておいたら、なぜか取れない!そんなことが起こったら、慌ててしまいます。
また食事時などは、すぐに蓋をとって食事の支度に取り掛かりたいところです。
そこでここでは鍋の蓋を取り外す方法、またなぜ蓋が取れなくなってしまったのか、ガラスに蓋を使用している場合の注意点について、ご紹介をいたします。
取れない蓋を水で冷やすのは厳禁です。記事を参考にして安全に蓋を取り外してください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
やかんに麦茶を入れっぱなしにするのはNG美味しさは半減します
やかんで麦茶を作ることも多いと思いますが、麦茶の美味しさを最後まで絞り取ろうと、長時間入れっぱなしし...
残った肉じゃがのお弁当への入れ方は汁気に注意!コツを教えます
夕食のために作った肉じゃがが余ると、翌日のお弁当に入れようかと考える人も多いでしょう。しかし...
ホットケーキミックスを使ってサクサククッキーを簡単に作る方法
お菓子作りは分量をきっちりと計量するところから始まり、レシピ通りに作ることが失敗を防ぐ第一の方法です...
スポンサーリンク
ステンレスの鍋の蓋が取れない場合の対処方法
お料理を作っていると様々な事が起こりますが、せっかくご飯を作ったのに鍋の蓋が開かないとびっくりしてしまいます。
中にお湯や料理が入っているとひっくり返すというわけにもいきません。
ステンレス製の鍋の蓋が取れない時にはまず鍋全体を見てみましょう。
- 蓋の縁に調味料が固まっていませんか。
特に糖分は温かいうちは溶けているのですが冷えて固まると固形化してしまい、固まって蓋にくっついてしまって鍋が開かない原因となっている場合もあります。
もし蓋の周りに調味料が付いて蓋が外れない時には蓋の縁にお湯を入れて少し時間を置きましょう。
すると固まってくっついてしまった調味料が溶けて蓋が開きます。 - 蓋の周りが汚れているわけではないのに蓋が開かないのは鍋の気密が原因の事もあります。
調理中は鍋の温度が高く、火を止めると鍋の温度は下がります。
この温度差で鍋の蓋が開かなくなるのです。
ステンレス製鍋の気密性が原因で鍋の蓋が開かない時には鍋をもう一度温めてみてください。
鍋の中に水分がない場合の蓋が取れない時の対処方法
鍋の中に水分がある状態では鍋を加熱すると蓋が開くようになるのですが、鍋の中に水分が無い状態で鍋の蓋が開かない時は、そのまま鍋を加熱し続けると空焚きになってしまって鍋が焦げてしまう恐れがあります。
鍋の中が空で蓋が開かない時は、鍋を温めましょう。
鍋がすっぽりと入るくらいの容器か、鍋を用意します。
蓋が開かない鍋が洗い桶などにすっぽりと入る時には、桶に熱湯を入れて鍋を入れて温めます。
大きめの鍋で試す時も同様です。
鍋にお湯を沸かしてその中に蓋が開かない鍋を入れます。
すると内部の空気が温まり鍋の蓋が開きます。
蓋の様子はこまめにチェックするようにして少しでも動くようになったら簡単に開く事もあります。
鍋と蓋との間に少しでもすき間ができると簡単に開くようになるのでどうしても開かない時には製菓用のパレットナイフなどを鍋と蓋の間に差し込むように入れてみてください。ちょっとでもすき間ができると簡単に開きますのが、熱湯を使っているときは無理はしないように試してください。
鍋の蓋が取れないのはどうして?その理由について
気密性の良い鍋を使っていると、鍋の蓋が取れないという事が起きます。
ただでさえがっちりと蓋が閉まる鍋を調理で使うと温度差で気圧の差ができてしまいますので、ちょっとやそっとではびくともしなくなることがあるのです。
鍋の蓋が取れない理由は、鍋の中と外の気圧差にあります。
一般的に鉄やステンレスは温度が上がると膨張するという性質を持っていますので、調理中には鍋は膨張しています。
しかし、調理が終わり、火を消すと鍋の温度はどんどん下がり元の大きさに収縮します。
鍋の温度が高いうちに蓋をしてしまうと、温度が下がる過程で蓋がぎゅっとはまってしまうのです。
こうして鍋の蓋が取れなくなるという現象が起きてしまいます。
鍋だけではなく、空気も温度が高いと膨張し、温度が低くなると体積が減ります。
熱いうちに鍋の蓋をする事で、鍋の中で空気の収縮が起こり鍋の蓋が外れなくなってしまったのが鍋の蓋が外れなくなってしまう原因です。
調理台に鍋の蓋がついて取れない場合
鍋の蓋が外れなくなるのは鍋からだけではありません。
鍋だけでなく調理中に何気なく熱いままの蓋を台に置いてしまって取れなくなってしまう事があります。
熱いままの蓋だけではありません、洗い物の途中に何となく置いた蓋が取れなくなってしまったというケースもあります。
鍋から蓋が取れなくなった時には鍋を温めて取り外しましたが、調理台ですと調理台を温めるというわけにはいきません。
鍋の蓋が調理台から外れなくなった時には蓋を温めます。
濡らしたタオルを電子レンジで温めて蒸しタオルにしてそのまま蓋の上に置きます。
一つで足りない時には何枚か置いても良いでしょう。
そのままかけてしまっては熱湯がこぼれてしまい危険ですので、鍋の蓋の周りをタオルなどで囲いお湯が流れてしまわないようにしてお湯をかけます。
ちょっと時間を置いてから取っ手を掴んで上下左右に動かしてみましょう。
蓋が動くようになったらそのまま流しの方などへ引っ張っていき外します。
動かないようでしたら先程のようにパレットナイフなどの薄い物を差し込んですき間を作るようにしてみましょう。
熱湯を使う時には火傷には十分気を付けて行ってください。
ガラスの鍋の蓋を使用する際にも注意が必要です
鍋の蓋の素材はステンレスだけでなく、ガラス製のものもあります。
ガラスの蓋は調理中に中が見えるので便利で、割れにくい処理をしたガラスなのですが、使い方を間違うと落とした訳でもないのに突然割れたりして大変な事になります。
ガラスですので落とすと割れてしまう事は十分考えられるのですが、ちょっとした傷や急激な温度変化が原因となってなんの前触れもなく割れてしまう事もあります。
ガラス製の蓋を使う時には、鍋の大きさに合うものを使うようにしましょう。
蓋の方が大きくて、鍋から蓋が出てしまうと直に熱を受けてしまい蓋が熱くなりすぎ思わぬ事故に繋がります。
また、日ごろの手入れも気を付けなくてはなりません。
目に見えないような細かな傷が突然ガラスが音を立てて割れる原因を作りますので、洗う時やしまう時に蓋に傷をつけないようにしましょう。
急激な温度変化も割れの原因です。
温度変化と少しの傷が組み合わさると突然割れる可能性が高くなりますので、少しでも割れてしまったり傷が付いてしまったものは廃棄すると安心して蓋を使う事ができます。