合皮の劣化でベタベタ!対処法とトラブルを防ぐケアや保管方法

きちんと保管していた合皮バッグを出してみたら、劣化によって表面や内側がベタベタしているととても残念な気分になりますね。

そこで、合皮バッグが劣化が原因でベタベタしたときの対処法についてお伝えしていきましょう。

ベタベタトラブルを防ぐためには日頃から正しくお手入れをして、保管してあげることが大切です。
お気に入りのバッグを長持ちさせるためにも、ぜひ参考に試してみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

重曹を使ってできる消臭剤の作り方について知りたい

重曹は、料理や掃除だけではなく、消臭剤としても使うことが出来ます。しかもその作り方もとっても簡単...

【雑巾の縫い方】ミシンで作る簡単タオル雑巾の作り方

幼稚園や学校で、新学期になると雑巾が必要というところも多いと思います。忙しくて雑巾は、いつも100均...

物干し竿は台風のとき紐で固定!すぐにできる暴風に備えた対策

いつも洗濯物を干すために使っている物干し竿ですが、台風などの接近によって飛ばされたりしないように紐で...

花束は花瓶に輪ゴムのままで良し!楽しみ方や長持ちさせるコツ

貰った花束を花瓶に生けるとき、花をまとめている輪ゴムは外した方がいいのか悩みませんか?せっかくキレイ...

重曹の消臭効果で靴の臭いをスッキリ消臭!消臭方法を解説

靴の臭いに頭を悩ませている人もいますよね。そんな人におすすめなのが、重曹を使って靴の消臭をする方法で...

芳香剤スティックの手作りは簡単にできる!好きな香りを楽しもう

お部屋のインテリアとしてもおしゃれで人気な芳香剤のスティックであるリードディフューザー。このリー...

クエン酸と重曹を混ぜることで得られる効果や活用法とは

クエン酸と重曹はそれぞれ掃除や洗濯などに使えることはみなさんご存知だと思います。それぞれ違った性...

大人な女子におすすめなインテリアと、素敵な部屋づくりのコツ

女の子の部屋と聞くと、可愛らしかったり、ポップな雰囲気の部屋を思い浮かべる方も多いと思いますが、いつ...

梅干しの天日干し・夜の干し方と土用干しの方法を解説

土用の時期に梅干しを三日三晩干すことを土用干しといいます。梅を干すことで保存性を高くすることができる...

アパートの狭い部屋向けインテリアの選び方。1Kを広く見せるコツ

アパートでの一人暮らしで、1kの物件に暮らす方も多いと思います。コンパクトな1kの部屋を広く見せるた...

不要になった服は引き取りが一番?いろいろな処分方法をご紹介

引っ越しや転勤などで不要になった服を処分したい場合、一番ラクなのは「引き取り」という方法でしょう。...

赤ちゃんの洋服タンスは必要?用意するメリット、タンスの選び方

赤ちゃんが産まれる前に、赤ちゃん専用の洋服タンスを買おうかどうしようか悩んでいませんか?お店...

ゴキブリ対策はハーブのアロマが効果的!厄介なゴキブリを撃退

キッチンにカサカサ動く黒い物体を発見!ゴキブリを見つけた瞬間に悲鳴を上げたくなる人もいるのではないで...

メッセージカードの手作りはマスキングが簡単!おすすめアイデア

子供のためのクリスマス会や誕生日などにメッセージカードを友達に贈るために手作りしたい。できれば簡単に...

染み抜きに効果的なベンジンの使い方とポイント、色落ちに注意

染み抜きとしてベンジンがよく使われますが、基本の使い方やポイントについてはよくわかってない方も多いは...

スポンサーリンク

合皮バッグが劣化が原因でベタベタしたときの対処法

クローゼットから久しく使っていなかった合皮バッグや小物を取り出したら、なんだか生地がベタベタしている…。こんなことはありませんか。これは合皮、合成皮革に含まれている成分が原因です。

合皮は水分に弱く、汗や雨で濡れたり空気中の水分に触れることで加水分解が起こります。この加水分解がベタベタの原因となります。ゴム製品などでも起こりますね。

合成皮革はそもそも寿命があるので、これはきちんと綺麗にして保管していても、長期間使っていたのなら防げないことがある仕方が無い現象なのです。

ベタベタしてしまったら買い替えのサインです。しかしまだ購入して浅かったりお気に入りのものならまだまだ使いたいということもありますよね。

合皮バックのベタベタ、出来る限りの対処法をご紹介します。

  • 重曹を使う
    重曹をぬるま湯に溶かします。その中にタオルを浸します。そのタオルを固く絞り、ベタベタが気になる合皮部分を拭き取ります。
  • レザークリーナーを使う
    市販のレザークリーナーを使って、合皮のベタベタ部分を拭き取り皮革を引き締めます。ツヤ感が出るタイプも。シミ・シワになってしまう可能性もあるので十分注意しながら行ってください。

合皮の劣化によるベタベタトラブルを防ぐ対策とは

お手入れをきちんと行いましょう。

日々綺麗に保つ

使った後、そのままクローゼットへ…はベタベタトラブルの元です。湿気やゴミ、ホコリは合皮の大敵です。バッグなら中身は全て取り出し、ゴミやホコリを取り除き、馬毛ブラシなどでブラッシングしましょう。これを日々行うことで劣化を遅らせることができます。

合皮は濡れたら拭き取る

雨に濡れたり、飲み物をこぼしてしまったり、汗をたくさんかいてしまった時は、合皮製品は水分に弱いのですぐ拭き取りましょう。防水加工をうたっているものでも、そのまま放置すると傷みの原因になってしまいます。濡れたらすぐに拭き取る、これ鉄則です。そして拭いたタオルはそのままバッグの中に放置してしまわないように。

たまに風に当てる

クローゼットにしまいっぱなしというのが、合皮を劣化させる原因の一つです。1ヶ月に1回程度、たまにクローゼットの中から取り出して、新鮮な空気に当ててあげましょう。その時に劣化具合もチェックして、早い時点で気づくことができたらその分早く対策もできます。

合皮バッグはベタベタと劣化させないように保管しましょう

合皮製品や合皮バッグをベタベタさせないためには何より保管方法が大事です。

  • 風通しの良いところに保管が原則
  • 箱や袋に入れたままにしない
  • クローゼットや押入れの奥にしまいこまない
  • クローゼットや押入れ内の空気はたまに入れ替える
  • 乾燥剤、除湿剤を一緒に置いておく
  • 日光、紫外線を遮断する
  • 不織布の保存袋を使う

などが有効です。

一度ベタベタしてしまったものは、お手入れをしても再度ベタベタになってしまいやすいので、正しい保管方法で劣化を遅らせることが重要です。

高級品でもポリウレタンが使用されているときには注意

では本革の高級品なら大丈夫なのかと思ったら、実はそうでもないことがあります。
それは内張りの素材に合成皮革(PUレザー=ポリウレタン)が使われている場合です。
有名なハイブランドバッグでも、内張りに合皮が使われているものは多いです。

本革が傷んでいなくても内張りの合皮が傷んでくると、ベタベタになったり、汚れてきたりします。

とくにバッグの内側というのは手を入れたり物を入れたり何かと水分や汚れが付着するので、お手入れが必須なのです。バッグの内張りの交換修理は複雑な作業なので費用がかかってくることもあります。

バッグのお手入れをする時に欠かさず内側も行うこと、また合皮の寿命は3~4年程度と言われているので、内張りの素材は布製のものを選んだ方が長持ちしやすいです。しかもこの寿命というのは、買ってからではなく製造されてから。そう考えると合皮って結構寿命が短いんですよね。

それを踏まえたうえで、本革バッグを買う時でも内側の素材をチェックしておきましょう。

小さな汚れなら消しゴムで落とせるときもある

一部分がベタベタしてしまっているという場合なら、消しゴムを使って落とすという方法もあります。

黒く汚れた消しゴムはNGです。綺麗な消しゴムで、ベタベタが気になる部分を優しくこすると消しカスと一緒にベタベタがとれてきます。シールの剥がし後のベタベタを取るときに消しゴムを使うことがありますが、それと一緒ですね。

これは黒ずみ汚れや、服の染料が色移りしてしまった時にも、消しゴムを使ったら取れる場合があります。

ちなみに普通の文房具屋で売っている消しゴムでOKですが、革用の消しゴムも市販されています。こすった部分の質感は変わることがあります。消しカスのゴミは残ることのないよう綺麗に除去しましょう。時間がかかる作業ですが、狭い範囲でのベタベタ・軽い汚れでしたら試してみる価値はあります。