きちんと保管していた合皮バッグを出してみたら、劣化によって表面や内側がベタベタしているととても残念な気分になりますね。
そこで、合皮バッグが劣化が原因でベタベタしたときの対処法についてお伝えしていきましょう。
ベタベタトラブルを防ぐためには日頃から正しくお手入れをして、保管してあげることが大切です。
お気に入りのバッグを長持ちさせるためにも、ぜひ参考に試してみてください。
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合皮バッグが劣化が原因でベタベタしたときの対処法
合皮は水分に弱く、汗や雨で濡れたり空気中の水分に触れることで加水分解が起こります。この加水分解がベタベタの原因となります。ゴム製品などでも起こりますね。
ベタベタしてしまったら買い替えのサインです。しかしまだ購入して浅かったりお気に入りのものならまだまだ使いたいということもありますよね。
合皮バックのベタベタ、出来る限りの対処法をご紹介します。
- 重曹を使う
重曹をぬるま湯に溶かします。その中にタオルを浸します。そのタオルを固く絞り、ベタベタが気になる合皮部分を拭き取ります。 - レザークリーナーを使う
市販のレザークリーナーを使って、合皮のベタベタ部分を拭き取り皮革を引き締めます。ツヤ感が出るタイプも。シミ・シワになってしまう可能性もあるので十分注意しながら行ってください。
合皮の劣化によるベタベタトラブルを防ぐ対策とは
お手入れをきちんと行いましょう。
日々綺麗に保つ
使った後、そのままクローゼットへ…はベタベタトラブルの元です。湿気やゴミ、ホコリは合皮の大敵です。バッグなら中身は全て取り出し、ゴミやホコリを取り除き、馬毛ブラシなどでブラッシングしましょう。これを日々行うことで劣化を遅らせることができます。
合皮は濡れたら拭き取る
雨に濡れたり、飲み物をこぼしてしまったり、汗をたくさんかいてしまった時は、合皮製品は水分に弱いのですぐ拭き取りましょう。防水加工をうたっているものでも、そのまま放置すると傷みの原因になってしまいます。濡れたらすぐに拭き取る、これ鉄則です。そして拭いたタオルはそのままバッグの中に放置してしまわないように。
たまに風に当てる
クローゼットにしまいっぱなしというのが、合皮を劣化させる原因の一つです。1ヶ月に1回程度、たまにクローゼットの中から取り出して、新鮮な空気に当ててあげましょう。その時に劣化具合もチェックして、早い時点で気づくことができたらその分早く対策もできます。
合皮バッグはベタベタと劣化させないように保管しましょう
合皮製品や合皮バッグをベタベタさせないためには何より保管方法が大事です。
- 風通しの良いところに保管が原則
- 箱や袋に入れたままにしない
- クローゼットや押入れの奥にしまいこまない
- クローゼットや押入れ内の空気はたまに入れ替える
- 乾燥剤、除湿剤を一緒に置いておく
- 日光、紫外線を遮断する
- 不織布の保存袋を使う
などが有効です。
高級品でもポリウレタンが使用されているときには注意
それは内張りの素材に合成皮革(PUレザー=ポリウレタン)が使われている場合です。
有名なハイブランドバッグでも、内張りに合皮が使われているものは多いです。
本革が傷んでいなくても内張りの合皮が傷んでくると、ベタベタになったり、汚れてきたりします。
とくにバッグの内側というのは手を入れたり物を入れたり何かと水分や汚れが付着するので、お手入れが必須なのです。バッグの内張りの交換修理は複雑な作業なので費用がかかってくることもあります。
バッグのお手入れをする時に欠かさず内側も行うこと、また合皮の寿命は3~4年程度と言われているので、内張りの素材は布製のものを選んだ方が長持ちしやすいです。しかもこの寿命というのは、買ってからではなく製造されてから。そう考えると合皮って結構寿命が短いんですよね。
小さな汚れなら消しゴムで落とせるときもある
一部分がベタベタしてしまっているという場合なら、消しゴムを使って落とすという方法もあります。
黒く汚れた消しゴムはNGです。綺麗な消しゴムで、ベタベタが気になる部分を優しくこすると消しカスと一緒にベタベタがとれてきます。シールの剥がし後のベタベタを取るときに消しゴムを使うことがありますが、それと一緒ですね。
これは黒ずみ汚れや、服の染料が色移りしてしまった時にも、消しゴムを使ったら取れる場合があります。