梅干しの天日干し・夜の干し方と土用干しの方法を解説

土用の時期に梅干しを三日三晩干すことを土用干しといいます。梅を干すことで保存性を高くすることができると言われていますが、夜も梅をそのまま外に干しておくべきなのか悩むこともあります。

ここでは、梅干しの土用干しで外に天日干しする時の、夜の梅の干し方についてお伝えします。夜はどのようにするものなのかを知って、正しい方法で土用干をしましょう。

また、土用干しの手順や天日干しした梅干しを取り込むタイミングについてもご紹介します。こちらも併せて参考にして、梅干しの天日干しを成功させましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ワーママの手帳の使い方の工夫!忙しい毎日を充実させるコツ

毎日仕事と育児を両立するワーママにとってスケジュール管理は必須。そんなワーママでも、手帳の使い方...

アパートの狭い部屋向けインテリアの選び方。1Kを広く見せるコツ

アパートでの一人暮らしで、1kの物件に暮らす方も多いと思います。コンパクトな1kの部屋を広く見せるた...

【雑巾の縫い方】ミシンで作る簡単タオル雑巾の作り方

幼稚園や学校で、新学期になると雑巾が必要というところも多いと思います。忙しくて雑巾は、いつも100均...

クエン酸と重曹を混ぜることで得られる効果や活用法とは

クエン酸と重曹はそれぞれ掃除や洗濯などに使えることはみなさんご存知だと思います。それぞれ違った性...

箱の作り方はとても簡単!折り紙やパンフレットを使ってトライ

よく折り紙やチラシなどを使って箱を作っている人がいますが、いざ作ってみようと思ってもできないことはあ...

犬のマーキングをやめさせる方法。原因としつけのポイント

室内で飼っている犬のマーキングは本当に困りものです。マーキングの臭いや、後始末に頭を悩ませている方も...

朝の支度を早くするための時短テク!今より早く準備ができる方法

朝の支度はいつもどのくらいの時間がかかっていますか?忙しい朝の準備は、1分でも早くしたいもの。少しで...

芳香剤スティックの手作りは簡単にできる!好きな香りを楽しもう

お部屋のインテリアとしてもおしゃれで人気な芳香剤のスティックであるリードディフューザー。このリー...

ゴキブリ対策はハーブのアロマが効果的!厄介なゴキブリを撃退

キッチンにカサカサ動く黒い物体を発見!ゴキブリを見つけた瞬間に悲鳴を上げたくなる人もいるのではないで...

ワーママのタイムスケジュールは朝型に!楽して効率的なコツ

ワーママの平日のタイムスケジュールといえば、特に朝はいつもバタバタと忙しい家庭が多いのではないでしょ...

物干し竿は台風のとき紐で固定!すぐにできる暴風に備えた対策

いつも洗濯物を干すために使っている物干し竿ですが、台風などの接近によって飛ばされたりしないように紐で...

【毛玉の取り方】コートの毛玉の正しい処理方法と予防法

おしゃれなデザインのコートも毛玉だらけでは台無し。また、毛玉が付いたコートや服は、どうしてもだらしな...

防水スプレーは靴用を服に使うときの注意点や上手な活用法とは

防水スプレーは靴用のものを服にも使ってもいいのかと悩むことがありませんか?家に何本も防水スプレー...

重曹の消臭効果で靴の臭いをスッキリ消臭!消臭方法を解説

靴の臭いに頭を悩ませている人もいますよね。そんな人におすすめなのが、重曹を使って靴の消臭をする方法で...

押し花の作り方【クローバー】簡単な作り方と綺麗に保存する方法

偶然四つ葉のクローバーを見つけたら、何かハッピーなことが起こるのではないかと、心が弾むものです。クロ...

スポンサーリンク

梅干しの土用干し・基本的には夜も天日干しをする

収穫した梅の実を梅干しにする前は干す作業を行います。

このときの作業を「土用干し」といい、収穫した梅を三日三晩外で乾燥させることを言います。

「三日三晩」というだけあって、その間は家の中に入れず、夜間も外に出しっぱなしにして梅を干すようになります。

土用干しは7月20日前後の土用の日から梅を天日干しにすること

土用干しを行うことで、梅がお日様の光で殺菌され、水分を蒸発させて保存に効果を高めることができます。

夜に梅を天日干しにするときは、急な雨が降っても大丈夫なように、梅を軒下に入れて干すと良いです。

そうするとで万が一雨が降っても、梅を雨から守ることができます。

万が一梅が雨で濡れてしまうと、最悪の場合梅が腐ってしまう可能性もあります。夜の天気予報が晴れの場合でも、急な雨の可能性を考えて、夜は雨の当たらない場所に梅を移動させましょう。

梅干しの天日干し・夜は夜露に当てることで梅が柔らかくなる

梅を夜の間も外に干しておくと、夜露に当たることで梅を柔らかくすることができます。

これは一体どういうことなのか説明をすると、「夜の間の湿度を梅が吸収して柔らかくなる」ということです。

昼間の気候と夜の気候を比べると、夜のほうが湿度が高い状態になります。夜は昼間のようにお日様の光が出ていないため、気温が下がり、水分が蒸発しにくい状態になっています。

湿度が高く、水分が蒸発しにくい環境に梅を置くことで、梅に外の空気を吸わせて梅の果肉を柔らかい状態にすることができるため、夜の間は梅を夜露に当てると良いというわけです。

また、昼間の間にお日様の光を浴びた梅は、水分が蒸発して乾燥しています。そうすると乾燥によって梅の果肉の細胞が壊れることになります。

この壊れた梅の細胞が、夜間の夜露を吸収することで果肉がふやけ、翌日にまたお日様の光を浴びて果肉が乾燥することで細胞が壊れ、また夜に湿気を吸収する…ということを繰り返していくうちに、梅がどんどん柔らかくなっていくという仕組みです。

梅干しは絶対に夜も出しっぱなし?天日干しで夜の天気や虫が心配なときは

梅の土用干しは梅を三日三晩外に天日干しすることだとお伝えしました。ですが、状況によっては、無理に夜間に梅を外に干さなくても問題はありません。

夜の寝てる間に急に雨が振りそうな場合は梅を家の中に入れた方が良い

また、野良猫や野良犬などの動物による被害があったり、人通りが多いと梅にいたずらをされる可能性も捨てきれません。

梅に虫がつくこともありますので、心配な場合は無理に外に置くことはせず、夜間の間は家の中に梅を入れておくと良いでしょう。

夜に梅を出しっぱなしにするときは、洗濯ネットに梅を入れて干すことや、干物を作るときに使用するネットに梅を並べて干すことで虫や動物による被害への対処をすることができます。夜間に干したい場合は虫などの対策を行い、不安な場合は夜間は家の中に入れておくようにすると良いです。

梅干しの土用干し・天日干しのやり方

続いては、梅を天日干しする方法についてご紹介します。

梅を土用干する天日干しの方法

  1. 梅をザルや干物のネットの上に並べる
  2. 午前中のうちに梅を外に出して干す
  3. 午後になってから、お昼が過ぎたころに梅を一度ひっくり返す
  4. 梅の様子を見ながら、何度か梅をひっくり返して天日干しにする
  5. 夜は梅を軒下度に入れて雨対策を行い、この作業を三日間続ける

「3」の作業工程を行うときは、梅の皮がザルやネットにくっついてしまう前に作業を行いましょう。

万が一梅の皮が破れてしまったときは、梅の皮を手で元に戻してあげれば大丈夫です。皮がくっつくと破れてしまうため、タイミングを見ながらうまく梅をひっくり返し、天日干しを行います。

梅全体にしっかりとお日様の光が当たるように、まんべんなく光が当たるようにして梅を干してください。

梅干しを室内に取り込むタイミング

梅を三日三晩天日干しにしたあとは、どのタイミングで梅を取り込めば良いのでしょうか。

梅を干している間、うまく気温が上がらずにしっかりと干せなかった場合は、3日ではなく4~5日梅を干しても問題はありません。

「三日三晩干す」というのはあくまでも目安の話

梅の表面の皮の状態を見て、しっかりと乾燥ができたかを確認してください。

大切なのは梅が乾燥すること。乾燥する前に土用干しを終えても、うまく仕上がらない可能性があります。

梅がしっかりと乾燥できた状態を確認するには、梅の表面の皮を見ること。梅がしわしわの状態になっていれば、乾燥ができたという合図です。

このタイミングで梅を取り込み、土用干しを終了しましょう。

梅の土用干しをするときは、夜間の間どうやって干すかで仕上がりに違いが出ます。もしも雨が降りそうであれば、家の中に入れて雨よけを行いましょう。コツを掴んで干すことで、土用干しを成功させてください。