過酸化ナトリウムを使って、洗濯槽の掃除ができるという話を聞いたことはありませんか? テレビや雑誌などで取り上げられていることもありますよね。
しかし普通の洗濯槽ではなく、ドラム式の場合はどうなのでしょうか?過酸化ナトリウムを使って掃除をすることができるのか?水量が少ないので、キレイになるのか気になりますよね。
そこでドラム式洗濯機の洗濯槽は、過酸化ナトリウムで掃除することができるのか?その掃除方法や注意点について、ご紹介をいたします。ドラム式の場合には、普通の洗濯槽とは違う注意点がありますので、しっかりと確認をしてから掃除に取り掛かってくださいね。
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洗濯槽の掃除に使える過酸化ナトリウムについて
今テレビやネットで注目されている過炭酸ナトリウムですが、過炭酸ナトリウムとはどんなものだかご存知ですか。
過炭酸ナトリウムとは、炭酸ナトリウムと過酸化水素の混合物
アルカリ性の性質を示し、水に溶けると酸化力が強いので、一般に漂白剤などに使われることが多く、洗濯洗剤などにも配合されていたりします。
洗濯ばかりではなく、掃除や消臭など、除菌もできますので多方面に渡って使われています。
過酸化ナトリウムを使ったドラム式洗濯槽の掃除の仕方
ドラム式洗濯機の槽洗浄コースは洗濯槽の専用の洗剤のためのコースですので、過炭酸ナトリウムでの洗浄には適しません。
ドラム式はつけ置きコースがある機種で行うこと
つけ置きコースを使うと、洗濯槽に過酸化ナトリウムが隅々まで行き渡るので効率よくお掃除をする事ができます。
1.ドラムの中が空なのを確認して、つけ置きコースで「洗い」のみで回します。
- 水量は一番低いものにします。
- 50度のお湯に、過炭酸ナトリウムを溶かしてドアぎりぎりまでお湯を注ぎます。過炭酸ナトリウムはお湯10リットルに対して100gが目安です。
お湯の温度は50度が理想
ですが、熱いお湯を入れると故障の原因になってしまう可能性もありますので、ドラム式洗濯機の説明書に従って温度を加減してください。
泡立ち加減に注目
あまりに泡立ってしまうと、洗濯機の機能の一つである「泡消し機能」により、泡とともにお湯が排出してしまいます。
泡消しモードに入ったと思ったら、排水が落ち着くのを見計らって洗濯を一時停止してください。
ドアを開けて、洗濯槽内に浮いている汚れを取ってから、排出されてしまった分の過炭酸ナトリウムとお湯を再度加えてから洗濯機を再開してください。
2.ドラムが止まったら、ドアを開けて汚れを網で除きます。
水を張ったバケツに汚れた網を入れると、汚れが取れやすく作業がはかどります。
3.すすぎコースでまた運転を再開します。
汚れに応じて、すすぎの回数を増やし、脱水をしてみてください。
すすぎの時に水の汚れ具合を見て判断すると良いでしょう。
4.洗濯槽がキレイになったら、糸くずキャッチャーや排水のフィルターもキレイにして完了です!
ドラム式洗濯機のドアは開けっぱなしにすると邪魔で閉じてしまいがちですが、開けて通気を良くしておくと黒カビの発生を抑えることができます。
洗いのみのコースで行うドラム式の過酸化ナトリウムを使った洗濯槽掃除
ドラム式洗濯機のつけ置きコースを使わない洗濯槽のお掃除の仕方をご紹介します。
- お湯を洗濯槽に入れる所は、つけ置きコースで洗う時と同じです。
- 手動で、「洗い」のみのコースで時間は一番長く設定します。
- 洗う工程が終わったら、ドアを開け、洗濯槽内に出てきた汚れを網ですくいます。
だいたい、この「洗い」と「出てきた汚れををすくう」の工程を3回ほど繰り返すと、キレイになりますが、汚れ具合によって、回数は加減してください。
ドラム式は縦型の洗濯機と違い槽全体をまんべんなくつけ置きする事は出来ない
何度か洗濯槽を回転させることがポイントです。
汚れが取れたら、そのまま排水して、脱水もします。
何度かキレイな水に入れ替えて、汚れが出てきたらその都度汚れをすくい取り、汚れが出なくなるまで、すすぎと脱水を繰り返します。
洗濯機がすすぎをしている時の水を観察して、すすぎをしても水に洗濯槽の汚れが出てきていないようでしたら洗濯槽の掃除はここまでです。
洗濯槽の汚れが糸くずキャッチャーやフィルターに付いていないかを確認し、汚れが付いている場合はキレイにします。
洗濯槽の掃除が終わったら洗濯機のドアは開けておくことも大切なポイント
閉めっぱなしでいると湿気が残り、またカビが発生してしまう原因となります。
過炭酸ナトリウムを使って洗濯槽を掃除すると、思った以上の汚れが出てきますが、大切な事は洗っている最中に出てきた汚れは出来る限りこまめに取り除くという作業を何度も繰り返すという事です。
ドラム式洗濯機の洗濯槽を過酸化ナトリウムで掃除をする際の注意点
過酸化ナトリウムを使ってドラム式洗濯機を掃除する事はできますが、いくつか注意が必要です。
お持ちのドラム式洗濯機のドラムの部分を見てください。
ドラムが斜めに付いているものと水平に付いているものがある
ドラムがどのように取り付けられているのかを判断します。
わからない場合には取り扱い説明書を読んでください。
ドラムが水平に付いている機種は、ドアを開けると水がそのまま出てきてしまうので、洗濯の工程の途中でドアが開けられない物があります。
お持ちの機種が
- 洗濯の途中にドアを開けられるか
- 洗濯の途中にドアを開けられる水量に設定できるか
この二点をご確認ください。
工程の途中にドアが開けられないと、洗濯槽の汚れを取ることができないので、排水口が詰まってしまったり、洗濯機の故障の原因を作ってしまう可能性があります。
取り扱い説明書をよく読み、過炭酸ナトリウムでの槽洗浄がが適さない機種の場合には、メーカー推奨の洗濯槽洗剤を使って洗濯槽の掃除をしてくださいね。
洗濯槽掃除のオススメ頻度と洗濯槽以外のお掃除ポイント
洗濯槽の掃除は2~3か月に一度がおすすめの頻度です。もちろん、ひと月に一度やっても構いませんよ!
あまりに汚れがひどいと一度の掃除では汚れを落としきれませんので何度か繰り返して行ってみてください。
洗濯機で汚れるのは洗濯槽ばかりではない
洗剤や柔軟剤を入れる所は、時間が経つと残っている洗剤が固まってしまってホコリなどと一緒になってガンコな汚れに変わってしまっている時があります。
毎日の気分で柔軟剤を変えている方は、柔軟剤の成分によっては固まってしまっている場合もありますので、定期的にキレイにしましょう。
ドラム式では排水フィルターなども知らず知らずのうちに汚れがたまっている場所
取り出して、ブラシなどでキレイにしましょう。
乾燥機能を使用されている方は、乾燥フィルターのホコリも定期的に取ってあげる事によって、乾燥機能をぐっと上げる事ができます。
洗濯物の出し入れする周りにあるパッキン部分は、案外汚れが溜まっているもの
布でパッキンの間を拭くと意外にも汚れが溜まっています。
また、時々靴下などが挟まっていたりする、落とし穴的な場所です。
メンテナンスを心がけてキレイな衣服を身に付けたいですね。