まな板の消毒の頻度について清潔を保つための正しい方法や注意点

まな板を消毒する頻度について悩む人もいるでしょう。
まな板を使う頻度によってもそれは異なりますし、でも使うときにはいつも清潔を心がける必要があるからです。

そこで、まな板の消毒の頻度について、基本や本格的な除菌、食中毒を防ぐための正しい消毒方法や注意点などお伝えしていきましょう。

これで、気になっていたまな板の消毒についての頻度や正しい手順がわかり、早速はじめることができるでしょう。いつもキレイなまな板で調理ができれば安心です。

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まな板を消毒する頻度の基本は使ったら毎日除菌すること

まな板のお手入れの基本は、毎日除菌をすることです。
除菌となると、まず先に「塩素系漂白剤」などの強力な洗剤を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、決して、毎日漂白をしろと言っているわけではありません。

除菌は、食器用洗剤を使うだけでも行うことができますし、逆にしっかりと除菌ができていても、洗った後の始末を間違えてしまうと菌を増やすことにもなります。

清潔なまな板を保つためには、毎日の正しいお手入れが大切

それでは、お手入れ方法を見ていきましょう。

【用意するもの】

  • スポンジ(木製のまな板の場合はたわし)
  • 食器用洗剤
  • 熱湯

【手順】

  1. 流水でまな板をまんべんなく洗い流します。
  2. スポンジに食器用洗剤をつけて、まな板を洗います。
  3. 洗剤を残さないように、しっかりとすすぎます。
  4. 熱湯を掛けて完了です。

手順の4は、毎日必ず行わなければいけないことではありませんが、肉や魚など、タンパク質を含む食材を切った後には行ったほうが良い工程です。

注意したいのは、1~3で使う水。ぬるま湯やお湯を使って洗う方も多いと思いますが、特に肉や魚を調理した後のまな板をお湯で流すと、タンパク質がまな板の上で固まってしまうので、逆に汚れが落としにくくなってしまいます。

必ず水洗いをして、最後にお湯で消毒する形をとって下さい。

いつも清潔なまな板を使うためにも定期的な消毒頻度がポイント

まな板の日頃のお手入れ方法がわかったら、次に定期的な消毒の頻度を覚えて下さい。

毎日のお手入れに合わせて行いたいのが、週に1回の漂白消毒です。
ここでは、樹脂製のまな板の消毒方法を紹介しますが、最後に木製のまな板のことについても触れますので、確認してください。

樹脂製まな板の漂白消毒

【用意するもの】

  • まな板
  • 塩素系漂白剤
  • ラップ

【手順】

  1. 調理直後に行う場合には、先程紹介した毎日のお手入れの手順1~3までを行い、まな板の汚れを落としておきましょう。
  2. まな板に塩素系漂白剤を薄めた液をかけて、ラップをします。
  3. 5~10分程度放置したら流水で洗い残しがないようにしっかりすすぎます。
  4. 水気を拭き取ってしっかり乾燥させれば完了です。

ラップの代わりに、台所で使う布巾や台拭きなどを一緒に消毒すれば、一石二鳥です。

木のまな板の場合には、漂白剤は使用できません。漂白剤の成分が、木を変色させたり劣化させる恐れがあるためです。

漂白剤の代わりに、食器用洗剤を浸け置くか、酢を代用するとよいでしょう。
手順は樹脂製のまな板の手順と同様に行って下さい。

食中毒を防ぐためにもまな板は正しい消毒方法と頻度を守りましょう

まな板の消毒は、衛生上大切なことです。
特に食品が傷みやすい夏場や、梅雨の時期などの食中毒が発生しやすい季節には、まな板の消毒は必要不可欠です。

毎日のお手入れと、週に1回の消毒を忘れずに行うようにしてください。

消毒し忘れた場所がないか確認する

まな板全体がラップで覆われていないと、まな板の端の方にいる菌は除菌できません。

消毒後に、除菌しきれなかった菌が繁殖して、まな板を菌だらけにしてしまうこともありますので、注意しましょう。

まな板には、包丁で食材を切った時にできる細かい傷がいくつも出来ます。
汚れは傷の中にまで入り込んでしまうので、洗い残しがないように、専用のブラシ等をつかって傷の目の中まで丁寧に洗うことをおすすめします。
木のまな板の場合には、ヤスリをつかってまな板を削れば、細かい傷を綺麗にすることが可能です。定期的にお手入れしましょう。

週に1回と頻度を紹介した、まな板の塩素系漂白剤でのお手入れですが、このように食中毒が疑われる季節には頻度を増やすことも対策の一つです。

まな板が黄ばんできたり、黒ずんだりするときには、漂白が必要であるサインです。一般的な頻度にこだわらず、必要性が感じられたときには、迷わず実行して下さいね。

消毒したまな板はしっかり乾燥させてカビや雑菌の繁殖を防ぐこと

毎日のお手入れの部分で、熱湯を掛けたら消毒は終了だと紹介しました。
確かに、これで消毒の手順は完了しているのですが、これだけでは不十分です。

はじめにも述べましたが、しっかりと消毒することができても、そのあとの処理ができていなければ、再び菌が繁殖して不衛生なまな板に逆戻りしてしまうこともあります。

注意したいのは、「まな板を乾燥させること」と「まな板の保管場所」

正しい後始末を覚えて、消毒後のまな板を清潔に保ちましょう。

お湯を掛けることによって、まな板の乾きを早める効果が得られますが、水滴がついたままのまな板を放置するのは危険です。
洗い終わったまな板は、「清潔な布巾」を使って、余分な水滴を拭き取りましょう。

拭き終わった後のまな板は、風通しの良いところで両面をしっかり乾燥させます。
乾燥が不十分だと、雑菌の繁殖やカビの発生などにつながることがあるので、かならず保管場所に戻す前に、乾燥させる時間を設けて下さい。

しっかりと乾燥させたまな板は、湿度が低く、風通しの良い場所に定位置を作り、立てて保管するようにしましょう。

まな板を洗ったスポンジも除菌や熱湯消毒を忘れずにしましょう

まな板や食器を洗うスポンジ。

実はスポンジには、想像以上の量の菌が棲み着いていることをご存知ですか?

まな板を綺麗にしているつもりでも、スポンジが雑菌だらけでは意味がありません。
逆に、菌をまな板にこすりつけているようなことになってしまいますので、まな板の除菌だけではなく、スポンジもしっかり除菌することを忘れないようにしましょう。

スポンジの除菌方法

【用意するもの】

  • スポンジ
  • ボウル
  • 熱湯
  • やかん
  • 菜箸

【手順】

  1. やかんに熱湯を沸かします。
  2. ボウルにスポンジを入れ、上から熱湯を掛けます。
  3. スポンジ全体がお湯に浸かるようにして、2分間浸け置きます。
  4. 菜箸でスポンジを取り出したら、流水を掛けてスポンジを冷やします。
  5. しっかり絞って水気を切り、乾燥させたら完了です。

鍋に水とスポンジを入れて煮沸消毒する方も中にはいるようですが、スポンジの素材によっては、熱湯が原因でスポンジが変形したり溶けたりすることがあるので、全てのスポンジに共通して行える方法とはいえません。
そのため、今紹介した方法をまずは試してみて欲しいと思います。

また、消毒したスポンジを長期間使うよりは、こまめにスポンジを新品に変えた方が清潔を保つことができます。

私は、100均の3個セットのスポンジを使うことで、スポンジの交換をしやすくしています。何百円もするスポンジだと、交換するのに躊躇してしまいますが、3個で100円のスポンジなので、週に1回変えても、痛くも痒くもありません。

長くても1ヶ月に1回は新しいスポンジに交換して、スポンジの中に雑菌を溜め込まないようにしてくださいね。