たった一度唐揚げを揚げただけの油を処分してしまうのはもったいないと感じてしまうものです。一度しか使用していない油を、再利用することはできないものかと考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、唐揚げを揚げたあとの油を再利用することについてお伝えします。正しい処理と保存方法を知って、揚げ油を再利用しましょう。
また、再利用した揚げ油の廃棄の目安や処理方法についてもご紹介します。こちらも併せて参考にして、適切な方法で油の処理をしましょう。
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唐揚げを揚げたあとの油は保存状態が良ければ再利用ができる
錆びた油は健康上良くありません。油が錆びるのを知らないで何度も使用していたとしたら。体はどうなってしまっているのでしょうか。油が酸化すると、活性酸素を作り出してし、体を老化させます。老化が進むと生活習慣病を起こしてしまいますので、出来る事なら取り入れないようにしたいものです。
酸化してしまった油を使い続けて健康リスクを負うより、お金は掛かりますが健康リスクがない新しい油を使用した方が良いのです。
また、再利用する時に油の色が最初に使用した時より濃くなっている場合や、粘りがあったり、臭いがする、揚げている時に泡が盛り上がって出てくる、180度くらいまで加熱すると煙が出るなどした場合は揚げるのをやめて新しい油を使用するようにしてください。
酸化させずに保存した油であれば2週間はもち、3回くらいまで再利用することができます。
油は見た目ではほとんど最初の状態と変わらず、もったいない気持ちから使い続けてしまう事も多々あります。
ですが、揚げてみると油にも状態の変化が出てきています。
古い油をきちんと再利用処理しないで保管していたせいでした。
いつまでも使えると思っていたので油が酸化すること、傷むことなどを知らなかったのです。
再利用しようと考えている場合は、きちんと処理してから保存し、使う事をお勧めします。
唐揚げに使った油を再利用したい!適切な処理・保存方法
油を再利用する時は酸化を防いで綺麗な油を再利用しましょう
汚れた油や傷んだ油の使用はお勧めできません。このような油はやはり健康リスクが高いからです。
綺麗な油にする為には、使用してすぐに油に浮いた揚げ物のカスを取り除く事です。
もちろん、揚げながらもカスは取るとは思いますが、底に溜まったカスもある為、濾し器を使用した方がより綺麗な油にすることができます。
更に油は、太陽の光などに当たると酸化してしまう他、空気に触れても酸化してしまいます。
保管するときは、光が当たらない場所と、温度が低い場所です。冷蔵庫やコンロ下などに置いておくと良いでしょう。また、そのまま濾し器に入れたままにせずに密封できる容器に入れて置くと酸化を防ぐ事ができます。
水と油が混じると跳ねてとても危険なのはご存じだとは思いますが、熱いままの油を容器に入れてすぐ蓋をしてしまうと同じように危険です。
熱い油を密封する事で水蒸気が出てしまいます。
必ず冷ましてから蓋をして下さい。
唐揚げを揚げたあとに再利用した油を廃棄する目安
油は、見た目にはあまり変わらないので何度も使用できると思ってしまいがちですが、再利用2度目くらいでも使用を控え方が良い場合などもあります。
最初に揚げた食材によっては、次回再利用した時に油が傷んでいる場合もあるのです。
傷んでいる場合は、使用している場合でも一度油を交換し新しい油を使用した方が良いので、以下の状態になっている場合は使用を取りやめるようにしましょう。
再利用した油を廃棄する目安
- 油が濁っていて茶色い色をしている場合(油を何度も使用していると色がどんどん濃くなっていきます)。
- 粘り気があり、嫌なにおいがする(加熱している時には気が付きませんが、温度が下がるとまとわりつくような粘り気のある油になります。匂いは劣化した油臭い臭いになり、揚げた食物にもその臭いが付いてしまいます)。
- 泡が出て消えなくなる。(食材を入れる前は大丈夫ですが、食材を入れてからすぐに泡が発生して鍋全体を覆い隠してしまうほどの泡が出たりします。また、食材を取り除いてもしばらく泡が残ってしまいます。)
- 180度くらいまで加熱すると煙が出てくる(通常、使い始めの油なら240度くらいまでなら加熱しても煙はでませんが、油が傷んでいるとすぐに煙が出てきます)。
以上の症状が出ている時はすぐに廃棄するようにしてください。
再利用ができない揚げ油を処理する方法
また、自治体によっては、再利用するために集めていたり、資源ごみとして回収している所もあります。
きちんと確認して捨てるようにしてください。
再利用した油を捨てる時の注意点
油を捨てるときは、熱いまま捨てないようにしましょう。熱いまま何かしようとしても火傷や火事などの原因になってしまいます。
まずは火傷しない温度にまで冷まして、空気に触れないように密封して直射日光が当たらない場所に保管してください。
すぐゴミを捨てない場合は直射日光の当たらない所に置いておくようにしてください。
また、油にも賞味期限があります。容器ごとそのまま捨てるのではなく、きちんと油を染み込ませるなどしてから捨てるようにしてください。
そのまま捨ててしまうと、ゴミ処理車のなかで他のゴミなどと混ざり良くありません。各自治体の処分の仕方を確認して捨てるようにしてください。